八雲神社

神社名八雲神社(ヤクモジンジャ)
旧社格村社
鎮座地岩手県西磐井郡平泉町長島字滝ノ沢185番地2
祭神素戔嗚尊(スサノオのミコト)
例祭日旧6月15日
神事例祭前日御輿宿へ神幸、翌日渡御、献膳行列
宮司駒形和宣氏
連絡先〒029−4101
岩手県西磐井郡平泉町長島字二反田一〇七番地
電話 0191−46−3101
由緒
 社伝によれば、桓武天皇延暦20年(AD801)坂上田村麻呂東夷征討の折、祈願成就により素戔嗚尊を祀り牛頭天王と称し勧請の由

 堂宇は寛政10年(AD1798)10月再建され、王政維新神仏混交の名称廃止で明治3年(AD1870)6月、村社に列し八雲神社と改称した
 本社は従来旧長島村長部若宮(北上川を距る数丁のところ)に遷座のところ、大正元年9月23日の大暴風雨に遭い、本殿・拝殿を大破したことと、北上川氾濫による度々の水害に見舞われていたことから大正2年(AD1913)4月、現在地に修復移転遷宮、その後拝殿・神楽殿・鐘楼等新築され現在に至る
 古くは疫病退散の信仰があったが、現在は五穀豊穣の作神、諸願成就として氏子の信奉を集めている
 本社の氏子地域は現在6部落(以前は7部落)あり、例祭はもとより恒例の祭り一切の奉仕は年々部落毎の輪番でなされており、これは昔から受継がれている
見取り図 交通
 東磐交通「滝ノ沢」停留所、そこが参道入口です
境内のたたずまい

写真1
社標と一の鳥居の写真  「滝ノ沢」停留所が参道の入口
 写真右に「八雲神社」の社標、石段を上って車道(カーブミラーのあるところ)の先に石の一の鳥居があります
 一の鳥居から又石段を上ります
 社殿は正面の鬱蒼とした森の中にありますが、そう遠くはありません
 車道を裏参道として上っても同じくらい
写真2
参道の写真  参道を進むと間もなく石の二の鳥居と拝殿が見えて来ます
 向かって左建物、社務所兼神楽殿が木立の中に透けて見えます
 向かって右の写真外側には鐘楼があります
写真3
拝殿正面の写真  参道を登り切るあたりから拝殿正面を望む
写真3−2
拝殿注連縄の写真  拝殿注連縄の上には俵が三俵あります
 この地方ではここだけにしかないものです

写真4
拝殿正面上部の写真  拝殿正面には社額はありません
 上からは鈴と鰐口の鈴緒が沢山吊されています
写真5
本殿等の写真  左から拝殿、幣殿、本殿と続く
 拝殿から後には石の瑞垣が設けられています
写真6
本殿の写真  本殿の彫刻は素晴らしいものです
 斗マスは三手先組で、尾垂木の先は龍頭となっていて、四隅にそれぞれ七頭づつ彫られています
 彩色が大分薄くなっていたり、高欄の最上段の架木が朽ちていたりと、時の重みを感じさせて呉れます


平成18年5月12日現在で更新

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