月館神社

神社名月館神社(ツキダテジンシャ)
通称月館さん
旧社格村社
鎮座地岩手県一関市花泉町日形字井戸沢5番地
祭神蒼稲魂命(ウガノミタマのミコト)
月読命(ツクヨミのミコト)
素戔嗚尊(スサノオのミコト)
大己貴命(オオナムチのミコト)
少名彦命(スクナヒコのミコト)
例祭日4月29日
境内神社三吉神社(ミヨシジンシャ)
御瀧神社(オタキジンシャ)
祖霊社(ソレイシャ)
宮司荻野圀範氏
連絡先〒021−0041
岩手県一関市赤荻字清水10番地
荻野圀範氏
電話 0191−25−3680
由緒
 朱雀天皇の御代、天慶5年(AD942)鎮東将軍従五位上兼陸奥守平朝臣良文開基  後冷泉天皇、康平5年(AD1062)源朝臣頼義紅葉ヶ岡に陣営明月及び皇居拝し敵を征伐し、月館大明神として祀り奉仕す
 後堀河天皇の御代、安貞2年(AD1228)壱岐守平朝臣葛西朝清社殿を修理し、祭日を旧3月29日、9月29日の春秋に行わる
 後土御門天皇、文明11年(AD1479)寺崎石見守平常清境内を修理し、斎田及びその他品々御寄進する
 正親町天皇の御代、天正11年(AD1584)下野守寺崎信継社殿を改築す
 東山天皇、元禄8年(AD1695)田村右京太夫稟米五斗入八俵ずつ年々御寄進し、御神号を月館稲荷大明神として崇敬する
 光格天皇の御代、文化2年(AD1805)8月2日、御霊験あらたなるため正一位月館稲荷大明神と御神位仰せられる
 明治天皇、明治6年(AD1873)3月、御神号を改め月館神社と定め奉らる
見取り図 交通
 岩手県交通「月館」停留所から北東に約200mで参道入口

 八雲神社旧跡は、岩手県交通「須釜」停留所から南東に約150m

 両停留所間は約1.5km

境内のたたずまい


写真1
参道入口の写真  参道入口のここまで車が入る
 ここから山頂手前の社殿まで急坂を上る
 石段は最初と最後だけで、大部分は山道
 写真の鳥居は石の一の鳥居
 一の鳥居の向かって左脇に社務所が建っている
写真2
祖霊社の写真  一の鳥居を過ぎて間もなく「彰魂殿」の額のある祖霊社が建っている
 参道石段の先に木製の二の鳥居が見えている。石段はそこ迄

写真3
参道登り切る辺りの写真  山道を登り切る辺りに最後の石段があり、その先に狛犬
 右手には拝殿が見えている

写真4
拝殿の写真  拝殿は八雲神社旧跡地から八雲神社拝殿を此処に移築したもの
 八雲神社は現在は月館神社に合祀され、八雲神社旧跡となっている
 拝殿は当時から赤く彩色されていたという

 拝殿の向かって左に本殿の屋根と岩盤が見える
写真5
拝殿の側面の写真  拝殿には社額はない
 拝殿の後ろの幣殿と本殿は写真右端に少し覗いているが、斜めに接続されている
 拝殿は南西向き、本殿は南向きという
写真6
本殿等の写真  奥が本殿。本殿はそもそもは岩盤をくり抜いて造られた岩室で、それに覆い堂が被さっている
 拝殿と本殿を繋いでいる部分が幣殿


八雲神社旧跡

写真7
旧八雲神社鳥居の写真  車道に面して新しい石の鳥居と社標が建てられている
 道路の向側には、この地方に多いため池があり静かな水面に辺りの山並みを映している
写真8
旧八雲神社本殿の写真  御神霊は月館神社に合祀されているが、旧跡地として今も本殿は残されている
 その脇には八雲生活改善センターが建てられていて、今の地域の人々の拠り所となって大切にされている

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